課題が終わったのをいいことに昨日降ってきた風に立つのネタについてなぜかマンガを描き始めています。同じことについて文章で書くかどうかは定かではないのですがなんだか風に立つはマンガのほうが適している部分も多々ある気がします。時間かかりすぎるのでやりませんが。というか一応文書きなので。
蝶の蓋飾りの懐中時計、という小道具です。
蝶はプシケー、つまり『心の中心』『自己』を意味します。ペルソナで蝶がさかんにモチーフとして用いられているのはそのせいですね。そしてもっとわかりやすいことには、アイギスの心のあらわれであるメティスのペルソナは蝶の形のプシュケイであり、さらにはアイギスに心を与えている動力源はパピヨンハート(蝶型にクロスした黄昏の羽)(黄昏の羽は現在放送中のペトリのキーアイテムでもありますよ)なのです。わかりやすいですねー。P3はちゃんと読み解くものが用意されているので、手順を踏めばよくわかるんですよね。
でまあ、そういう象徴をつけた、懐中時計というこれまた象徴的な小道具を取り入れてみようかと。『時計』は成長過程や運命を描くうえですごく黙示しやすいアイテムですよね。
いまはまだ書ききってもいないので意味までは書かないのですが、慶介兄さんの謎の計らいによってなぜか小田桐から贈られることになったアンティークらしきうすい金色の懐中時計は動いていません。ねじを巻くとちょっと動いてくれるのですが、どこかがズレてるのかしばらくすると止まります。気付いた小田桐は一度返して修理したほうがいいと言うのですが、ハルはこのままがいいと言って動かない時計を首にかけます。時折懐から取り出してねじを巻いてみたりするだけ。
あと、ハルの名前の由来の話ですが……、設定に書いた実在の宇宙船のコンピュータプログラムからというのもあるのですが、『2001年宇宙の旅』のHALを想定してもいます。『コンピューターの矛盾と反乱』の代表格ですね。そんなに考えていたわけじゃないのですがなんだかマッチしてますよね。一度母ちゃんに見せられて見たことがあるような気がするのですが、よくは覚えていないので……、そのうち借りて見てみたいと思います。
基本的に自分の代理である人物のネタは自分から切り出していることが多いです。蝶の懐中時計も(アンティークではないですが)今現在わたしの胸元にありますし(しかも正常に動いてねえ!!)、ハルの名前の由来の話も、一度母ちゃんに見せられた気がするけどよく覚えてない、という話なので。そういうのってすごく理にかなってますよね。やはり身近にあるものはあるべくしてあり、同時に身近にあることで常にそこから発せられるイマジネーションを溜めているわけですからね。
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