もうおまえのせいにしたりしない
また手練習(そして懲りずにガサツ)。はなっから雰囲気だけ描ければいいという理想ですがやはり描きたいものを描くのはむずかしいなあ。ていうかハルの左手が膝ついてケツ触ってるようにしか見えないうえに分け目まで間違えた。前者はわたしの変態マインドのせいなのでいかんともしがたいですが後者については左右反転すりゃいいだけの話なのですが、やっぱこっちの向きのほうが好きなんだよね。
なんだかんだ言ってこの構図(右から光、自キャラは左向き)多いです。左と言う方向は過去を象徴してるので後ろ向きなわたしキャラたちにはちょうどいいかなーと。あとこのパソコンに向かうとき配置の関係でやや左向きにナナメって座っているのもあります。左向きって落ち着く。
ちょっと前からノートで細々と長編後の主小田主の短編を書いているのですが、書いてみたらテーマが風に立つの小田桐視点の焼き直しみたいになってまして、でも当初書きたかったものとは変わってませんで、まだ風に立つの全貌がよくわかってなかった書き始めのころからもうぼんやりと感じ取ってはいたんだなーとびっくりしました。
でも自分の考えの一貫性を発見できたのはいいんだけど、これで短編が一本(ネタかぶりで)オジャンかと思うとげんなりです。主題はやわらかいお話ですがエロネタ的にはけっこうポイント入ってたんですが。チッ、一本の話に主小田要素も小田主要素もしっかり入っているうえにインザカーだったのに!わーん!今更主題変更などできないがどうにかネタを救出したい……。
くやしいのでその短編は一時置いておく。
昨日の日記を書いたあとに知って驚いたんですが、ユングのタロット解釈によると、アニムスは魔術師アルカナらしいっすね。ハルのアルカナはデフォルトの愚者・宇宙以外では魔術師としているので納得しました。
昨日もちらっと出した原型の話でいくと、『皇帝』はあんまり大きく扱われてないけど『グレートマザー』に対する『グレートファザー』の原型に対応するものだよね。扱いが小さい代わりに『トリックスター』原型と対にして『王と道化』の原型もあるんだけど。というふうに原型の観点から見ると、うちのハルのキャラ造形は知らんうちに3つもの角度から小田桐に対しているというすごいことになってるな。すなわち、
『魔術師』=アニムス(内なる男性性) 対 グレートファザー(表出する父性)=『皇帝』、
『宇宙』=グレートマザー(ほんとは『女帝』) 対 グレートファザー=『皇帝』、
『愚者』=道化 対 王=『皇帝』
という、まあ最後のは一般的エンペラー×フール解釈であってうちのハルにはそう適用されないんですが。ちなみにグレートマザーのタロットは上にも注したようにほんとはもちろん『女帝』なんですが、さんざんアンシーアンシーと言っているようにハルのユニバースはすごくいい意味でも悪い意味でも受容的な、グレートマザー的なものとして書いているので。そうなんだよこうやってつまびらかにしてしまうとちょっと解釈のズレがあるんだけども、まあここらへんはグレートマザー原型→アンシー→ハルとスライドしてズレているような感じ。
むしろそういう可塑流動的に他人に対応してしまうハルの性質自体を問題視する、という話だから不自然さは歓迎ですが。可塑流動自体はいいことでもあるんだけど、他人に対応していくらでも変わることを是認してさらには『留まることを拒む』性質の限界を超える。そういう意味でユニバース逆位置であり、アンシーな話なのね。
アニムス=魔術師アルカナの話からはズレましたが、それを知ってみるとわたしが自分の男部分を魔術師アルカナ的としていたのは実はわたしに限ったことじゃなくて女性に共通したことなのか?という疑問が湧いてきます。普通女性の皆さんはわたしほど常に自分の中の男面を意識したりしてないと思いますが、どうなんでしょ?
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