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2024/10/06(Sun) 23:21:07

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 好きな人に否定されるのは悲しい、けれど
 おまえに甘えたくなってしまう、けれど
 けれどと言って済まそうとするおれの怠惰なのか

 わたしの大好きな冬っぽい透明感を出そうとしたんですが難しいですね。というか相変わらずの手のがさつぶり……本当にわたしにBLが書けるのか……。

 自分の考え方をどうすべきかについての思考は果てが無くて、はまりこむと気持ち悪いですね。こういうのにはまって苦しむあたりがわたしはつくづく男の馬鹿を持っているなと思うのですが。最近それがさらに増量してきたような気がします。女の子に相談しても『考えすぎです』と一蹴されるし、かと言って男と男ははじき合うものだからアイデンティティの問題をもとよりわかりあってどうにかすることなどできず、やっぱ男って孤独かつ馬鹿だなぁ……とわたしの中の女は呆れ、男はしかしどうすることもできずほっといてくれ、と拗ねるわけだ。
 その女の『考えすぎです』にこもった愛情を勇気を出して認めて受け入れることができるかできないかで、事実は何も変わらなくても世界が何なのかが変わるのではないかと、ていうかむしろ認めやがれ、ぐらいにわたしは女でもあるので思うのですが、そうは言ってもわかっててもできるものじゃないわけで、とにかく怯惰だなぁ……。
 わたしの惹かれる、しかしすっげぇ嫌いなタイプ(観月とは違う意味で)の男というのはなんだかんだ言ってわたしの中の男部分に似たもんなんだなぁと思います。アニムス?でもやっぱり現実的な想いとしてそういう男とはあまりいたくないなぁ。そういう男を積極的に愛せたことはよく考えたら妄想の中ですら一度もない。やっぱり結局破綻してるのだと思います。

 そういう意味でも、わたしの中で小田桐は『カッコいい男性性』、ハルは『キモい男性性』を担当してるのだなーとつくづく感じます。キモいというか、現実の男性的意識無意識の、イラッとくるところを重点的に使ってます、という感じ。そうか……わたし=ハル=キモい男性性ということはやっぱわたしはわたしのアニムスにイラッときてるんだな……。
 小田桐の男性性はもはや『父性』だから、負でも正でもわたしには美しく見えるんだと思います。男性性のほうがむしろ派生的なもので、父性は純化された(というか原型的な)多く理想として見られるような、概念的には非現実的なものだからなあ。そもそも『父』は自分にとって必ず自分じゃない『父』をさすわけだから、自分の現実じゃなくて他人に見るもの(=非現実)であるのは当たり前のことともいえるよね。もちろん、それのもつ『性質』をそなえている人間というのは、『父』が他者でしかありえないということとは別問題として存在するわけだけど。
 まあとにかく、小田桐がああいうふうだということ自体は非現実的なことでもなんでもないんだけど、彼の持つ『父性』という性質は少なくとも『男性性』のように自覚される性質じゃない。だから父性的・母性的な人というのは、『そう見えてるだけ』というのでなければ多分に天然が入っているのだろうなあ。そう言えば女帝アルカナの美鶴さんも相当の天然だったけど、彼女は女帝アルカナの表現として作られているとは言えないキャラなので意味合いが違うのかな。

 えーと、男性性の話で長くなりましたが、今日はそういえば彼らの『弱さを持たぬ強さ』と『弱さを知る強さ』についてのウテナ的対比を書こうとしていた気がします。全然違う話じゃねーか!いやでも、そこは、天然に美しい小田桐と小汚いから美しいハルということで今回の話とも接続してくるわけで、(嘘ではないが今考えた言い訳)
 簡単に書くとウテナは自分が強いので人の弱さを知らず理解せずためらいもなく理想を信じることができ、アンシーは心の闇を知り小動物や植物といったナイーブなものを支配ではなく心通わせることができるという、物語の中でふたりが交流させて完全になるこのふたつの強さ、それなんて主小田主?と言いたかったわけです。
 ただしウテナと順番は逆で、ハル=アンシーが小田桐=ウテナをすくいあげたのちに小田桐がハルを、というふうになってますけど。いや、逆でもないのかな……。ウテナが王子様になったのは苦しむアンシーを見せられたときだしね。意味合い的にはズレるけど。

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2007/12/09(Sun) 17:30:35
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