忍者ブログ
現在サイト死亡中。復活めざして
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024/10/06(Sun) 21:25:34
0712093.jpg


























 せっかく皆さんオリジナリティあふれる主人公くんを創造しているのですから、基本ペルソナもいっそ作ろうぜ。まあオルフェウス・タナトス・メサイアがかなり魅力的なペルソナですのでデフォルトを外れたがる人もそうはいないと思いますが、とりあえず作ってみたかったから神話心理学の勉強のついでに作るのである。
 『イアコス』。基本造形はP3ペルソナのルールに従って、黒い肌に仮面姿です。

 一般にイアッコス。ギリシャ神話のぶどう酒の神ディオニュソスの少年神としての呼び名です。ディオニュソスが既にP3にいる(があまり使えない)のと、酒と熱狂の神としてより原型でいう『永遠の少年』としての姿がメインなためイアコスにしてみました。一応ハルのもので『永遠の少年』(『永遠の乙女』女教皇の対)とするとアルカナは魔術師でいいかな。
 ディオニュソスは上で述べたように主に酒神であること、熱狂的な女性信者、過激な信仰形態が知られていますが、彼は山ほどの意味の、しかしなぜか統制のとれた呼び名を持っていて、特にその生まれに着目すると死と再生を繰り返す永遠の少年神としての性格がよく見えます。出生には諸説ありますが、ペルセポネを失ったデメテルがそれを産みなおしたとか、神々に引き裂かれて食われたのをアテナだけは遠慮して、その心臓を食べさせられた母セメレからもう一度生まれ直したとか、そしてそもそもペルセポネと対応する神という時点で、死んでは新しく生まれ直す少年性そのものです。少年性・少女性というのは世代としての意味ではもちろん、一人の人間の中でも死んでは新しく生まれ直すものなのです。

 また上記のペルセポネとの同一性、豊穣神(農耕神とも大地母神とも微妙に違う、『植物のみのり』の神)であること、幼い頃は女の子として育てられたこと、女のような美しさをもつことから両性具有的な神として呼ぶ名も多数あります。名といえば、ウテナでおなじみ『ディオス』というのは『ゼウス』とかと同じ神(の王)という意味。一般名『ディオニュソス』は『若きゼウス』を意味します。さらに彼がセメレ母説においてゼウスの腿から生まれた、アテナとただ二人の『ゼウスから生まれた子』であることを考えると、ディオニュソスはゼウスを倒し新たな神の王となる有力候補者?まあそれを匂わせるだけ匂わせておいて、しかし永遠にオトナにはならないのがイアッコスなのです。
 ちなみにディオニュソス教はオルフェウス教ともかなり結び付けられてるものでもあります。さらにディオニュソスが永遠の少年であることは述べまくりましたが、オルフェウスも妻を失った後そのオルフェウス教で同性愛集団を形成したりしており、これも光源氏とかとは対極的ですが同じようなマザコン『永遠の少年』性ですね。

 なんかディオニュソスとばっか言ってしまいましたが一応名前は『イアコス』ですよ。……どう、なんかそれっぽいでしょ。公式設定との関連もありつつ、わたしのアニムスとしての象徴性もあり、何よりハルっぽいでしょ。ハルも通常言われる永遠の少年のマザコンとは別の意味だけど相当なマザコンだからな!マザーに還ろうとするマザコンではなくマザーに成り代わろうとするマザコンだからな。ディオニュソス=ペルセポネとするとそれもアリだし。ウテナかよ。王子様に憧れた彼女は王子様になるため努力しているのでしたー。
 デザインは今日ぶっつけで考えたのでややナルキッソスライクですが、重要ポイントは牧畜のツノのイメージの仮面、ぶどうの房の髪留めと体に巻きつく蔓、前髪だけでなくハルと同じく女性を思わせるさらっと乱れた後れ毛。イアコスは一応初期で、覚醒ペルソナもネタ出しだけはしてあります。まだデザインは未確定だけど、名前だけ出すと『リベラトール』。どうだーなかなか知らんだろー。ドイツ好きな人は聞いたことあんのかな?それともベネズエラ?
 バトルスタイルとしては物理技・回復・たまに攻撃魔法で、ハマのない天田みたいな感じ。属性は疾風、弱点は氷結、物理技のメインは打撃。だからだいたい天田・真田・ゆかりっちの代替として使うことができる。使えるところは物理・回復の全体技を多く修得すること、使えないところは攻撃魔法のランクの低さ(ゆえに決め手に欠ける)。弱点狙いでもないと使わない感じで。
PR
2007/12/16(Sun) 18:13:51
この記事にコメントする
NAME
TITLE
MAIL
URL
MESSAGE
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]

Designed by A.com