そのまんま。しかし楽器は描きにくい。(資料見ろよ!)
どこに使うというでもない絵には時間かけないのが信条だから資料など使わない。なんだこのホルンは……くそ……。
うちのハルちゃんは管弦楽部でチェリストってる設定ですが、金色のコルダ的なことを考えると人の性格から楽器を考えるのもまた楽しからずや、と思います。ハルがチェロなのはわたしがチェロの音色が好きで、うちの子には合ってると思って決めただけですが、けっこういいセンなのではないかと思います。
で小田桐ならホルンかなと。ストレートな印象ではヴァイオリンも惜しいのですがそこまで華やかだとちょっとカユいので、音色と楽器の特徴から考えてみました。ちなみに管が一部明らかにふつうと違う輪っかを描いているのはウィンナホルンだからであってわたしの乱心ではありません(マジなのに白々しい)。普通の日本のホルン人はそんな古風な楽器持ちませんがあくまでイメージなので。
音が柔らかいのか苛烈なのかはっきりしやがれな奏法とかクソめんどくせえ譜面とか表情豊かなのにふと硬質な音とかふとサドっぽい低音とか、あの複雑で難解で思慮深いのにどうにもなんかズレた感じ、たまらん小田桐。世界一難しい金管小田桐。他のジャンルで一番難しい楽器は知らんが。
対してチェロのほうは、優秀な機構、あの奏法姿勢の傍若無人ぶりとか、しゃがれたハスキーボイスが甘い声で歌ったかと思えばすげー怖い声で迫るところとか、パフォーマンスのように開かれていながら多面的でとらえどころのない演奏とか、考えてみるとけっこうハルっぽいかもしれんですね。志水の楽器なので変人少年ハルにはそりゃ合ってるよって感じかもしれませんけど。
二人ともちょっと低めで(そしてたまにサドで)幅の広い内声の、言っちまえばおまえら両方ともわかりづらい変な男だよ!と!
そうなんだよ小田桐は「真面目」というキーワードからつい普通の人間と連想してしまうけども、あいつものすごく変人というか、やっぱ普通ではないんだよ。と、最近になって思い至った。
ちょっと前まではとかくわたしの主小田主が大変なことになりがちなのはひとえにわたしの(つまりハルの)エロ魔人ぶりによるもので小田桐ごめんと思っていたのですが、冷静になってみるとどうもそうでもない。確かにハルは小田桐大好きすぎてしつこかったり歯に衣を着せられていなかったり女々しかったりするのですが、こんなに場がエロくなってしまう原因は実は小田桐にある。
いや、小田桐は悪くないんだ、彼は至って真面目に生きてるだけだ、しかしそれこそ誰が書こうと、小田桐を小田桐として書く限り、彼を追って書けば書くほどに、なんかマズい(別の言い方をすればオイシイ)ことになってくるというのは、多分小田桐で文を書いたり読んだりしている人ならなんとなくわかるはずだ……。(しかしそういう人を5人ぐらいしか知らないのである)
「存在がエロい」という言葉は知盛やフランシスのような歩く18禁に使われるべき言葉なので容易に出しませんが、なにかこう、それに準ずるものがある。ああいうどこからどう見てもエロいって言われるよ、みたいなのじゃなく、おまえのリアクションのせいで予定以上にエロくなっちゃったじゃねーかよ!どうしてくれんだよ!という。リアクションエロ。
まあ小田桐が変な奴だ、というのはエロいエロくないの話ばかりではないのですが、なんにしても妙に響いてくるんだよな。いっそまったくエロでない進行をしていたときでさえ彼の出方で妙にエロくなることさえある。
あと観月ってハープっぽいよね、弾いてる姿は連想できませんが、特徴としてハープ。湖面に優雅に浮かぶ白鳥のように水面下ではペダルに忙しく……ってスカートじゃないから水面下も何もねーよ!野守はピアノ人ですが他の楽器をアテるとしたらヴィオラなんかどうでしょうね。
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