「フィーリア様……」
「一介の騎士が、無礼であるぞ……。」
「……女王陛下。少々お時間を空けていただ……」
「わが騎士でもない者に時間は預けられぬ。」
「(だからその誓約をしたいから執政官呼んで来いって言ってんだろ……!)」
うちでのその後。けっこう帰りが遅かった(2年くらいかな)うえになかなか顔出さなかったせいで主の怒りを買い、傍には上げてもらえるが剣を捧げさせてもらえないレミー。フィーリアの気が変わったわけではないとは知りながらも、なかなかいい男に成長してしまった親衛騎士のアストとエリオットに内心ちょっとヒヤリとしてもいる、そんなような。わたしとしては最大限の甘さですが……。
ところでパレドゥレーヌって、やはり全年齢であるということと、主人公が一応15歳であるということからか、やけに空気がプラトニックですよね。プラトニックと言い切るよりか、エロの温床でないと言ったほうが近いか。
キャラクターは属性的によくつくりこまれた魅力にあふれているのに、なぜか色っぽい話には思考がもっていかれないんだな。不思議ー。異国風なのが問題でしょうか?マリモはオタにあるまじく、萌えを身近に引き寄せられなければそれと親和できないふしがあるので。
白状するとあれだけ惚れて惚れて日常生活に若干の支障を感じるほどだったレミーもさして……というのがキングオブ不思議です。やっぱりそこは主小田主を経てみると、自分と相手の関係性の性質によりけりなんだよなーとも解決されますが。つーかエロなし18禁だったあの日々今考えてみるとなかなか恐ろしいっす。そりゃ長編もゴシックロマンになるわ……。
やっぱり、上の『自分と相手の関係性の性質がエロ妄想に不向きである』ということが全体的にエロじゃない原因でもあるんですかね。わたしは自分のフィーリアを、あくまで『王たらんとする者』だとしているので。その人がその人らしくないところに健全に恋の成立しないということからして、恋の基礎条件がそもそも王たろうと気を張っていること、と思い込んでいるような状態ではそりゃエロは難しいわな。思い込んでいる、とか上からものを言っておいて、自分にもほどける問題じゃないんですけど。恋っておもしろいですねー。
まあエロのことはとりあえず置いておくとして、上の『うちのその後』に関してですが。
わたし自身がレミーと結婚とかできるわけねーべ、と思っているせいもあって、フィーリアもただ焦らしているのではなく今後について考えめぐらせているわけです。コイツ帰ってくるまではとりあえず未婚としてたわけだが、さてどうする適齢期(17)、と。
前にも書きましたがこの国やたらと愛と努力があれば結婚なんてなんとでもなるので、ともするとレミーもOKかもしれなくてブルブルですね。(ブルブルなのかよ)いや、マジで、レミーが作中なんと17ということを鑑みると、カラス付きの『レミー』として活動した悪名高き期間などたったの2、3年にすぎず、そんなん返上やけに容易じゃねーかバカ!それとも17というのは体年齢で、『レミー』になってから年はとってないとかそういう意味合いでありましょうか。かえってそっちのほうがまともでさえある。
なんと言っても5年真面目に働いただけで女王が亡霊とも結婚できるような国柄です(マジ意味わかんねえ)、それに比べたらレミーの悪行など毛虫だ毛虫。もはやハンディとも思えん。コルとすら結婚できないと思っていたわたしの純情返してよ。おまえたちはどうやら政略結婚というものを知らないらしいな……。
まあそうこう言っていると、前にも結婚可能度を判定して分けましたがこのゲームのキャラみんなけっこう何かしらの結婚ハンディ持ってるんだよな。だからむしろ多少のハンディはあってないようなものだと言外に設定されているのか?ただその場合どこまでを多少とするかが問題なわけだ。
とりあえずうちのフィーリアは未婚で待ってた割には奴とは結婚などしない方向で今後を考えています。『うちのフィーリアは』というより……わたしが……。レミーはねーよほんと……。
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