揺れる傲慢
研究の合間、久し振りに星の王女義経をチラチラっと見たのですが、やっぱりあれは高クオリティゲーであると同時に微妙ゲーでもあるのだな、と再認識しました。うん、他のノベルゲに比べてクオリティが高いから許し始めていたけど、やっぱりそんなにおもしろいゲームでもないのだわ。
まあたぶんわたしの評価がさらにカラくなったんだと思います。
以降ミクシィでは女性向けエロゲーについて延々と語りましたが割愛。
うーむ、つまり、女性向けエロメディアの中でBL小説が一番数売れている、ということですよ。そのこととわたしの好みとの共通点は、「細かでドラマティックな心理描写」を、「切なく揺れる無二の関係性」を、何よりも描こうとしているところだと思うのです。そして両者は密接に結び合っている。
「切なく揺れる無二の関係性」は、女性向けゲームの世界でまだ十分に開拓される余地がある。ゲームという媒体は、ハーレクイン小説より優秀にそれを体験させることのできるメディアだとわたしは信じます。それこそこの世にたったひとつの、自分とその世界との関係性を。
ゆっくりと想いを込めて結び、そしてほどきましょう。この世に生まれてきた不思議な偶然と、出会い別れる奇跡を想いましょう。
泣けるとか名作とかと呼ばれるようなラブストーリーは、すべてそういうことを満たしているのだと思います。その感覚はエロスだと、わたしは思っています。そしてそれはエロメディアだろうと全年齢だろうと出していけるものであり、また女性向けエロラブメディアが目指していくべきものだと思うのです。
そうかー自分の主小田主長編が全年齢なのに理想的にエロいのはどうしてかどうしてかと思っていたけどこういうことなのかー。
(結局のところ自画自賛!?)(好みの問題だから……)
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