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2024/10/06(Sun) 15:09:11
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ててなしごども


 ててなしご(父無児)ってパソ変換で出ないんだね、ビビッた。みなしご(孤児)は出るのに。

 主人公くんは父どころか母もいませんが、生徒会メンバーは(最終的に)何らかの形で父親とドカンと分かたれている状態になるのだなぁと思うと、ドラマCDに聞きごたえが出るような気がします。まだ後半聞いてないけど。後半にも小田桐が出るとかどんだけ……。
 もしかしたらみつるさんがお父様を亡くしたお話に小田桐と千尋がセットで出てくるのは単なる日常界との接点としてではなく、上のような意味合いでの痛い深い気遣いを出すということでもあるのかもしれないですね。そうだったらいいんですが。単に父と分かたれている人は他にも友近とかいるのですが、小田桐と千尋は特に父親の存在と不在が関ったキャラだったからなぁ。(加えて友近には兄ちゃんもいるし)


 ところで小田桐の『父さん』について前から思ってたのですが、構成作家であるところの『父さん』において『偽証罪』っていうのはなんかおかしいのではないか?だって偽証罪っていうのは偽の証しだろ?別に構成作家が隠蔽をしたところで、『証す』義務に反したことにはならないというか……要するに偽証罪って法廷関連のウソに適用されるものじゃないの?『証』ってのがおかしくない?
 なら何の罪にあたるのさ、と調べてみたら、やっぱり偽証罪とはちょっと違うみたいで、厳密には証拠隠滅罪にあたるんじゃないかと思います。まあこのことから『小田桐にとっては細けー事は別によくて父親がうそつきの名を被せられて切り捨てられたことだけが重要』とか考えるのは早計で、単にわかりやすさ的な問題かと思いますが。
 問題はその罪によって『父さん』がいつから『今も服役中だよ』なのか、というところにあって、こういうことを考えてると泣きたくなってくるのですが、証拠隠滅罪ってまた生々しいことに懲役は2年以下(罰金は20万以下)なんですよね。隠蔽の中身が業務上過失傷害であることを考えると重めであるし、ということはけっこう最近の話なんだよな……いやうそつきの罪でそんな爆発的な懲役をくらうことはないだろうから、考えなくてもけっこう最近の話であることは当たり前なんですが。それにしても……。

 小田桐の来歴を考えてみると、慶介兄さんと幼馴染であるということは別に転校生とかではなく(ツキコーの生徒の実家範囲と寮制度と平賀家の送り迎え規模にもよりますが)、フツーに港区の子であると考えられます。そうすると、小田桐は最初からツキコーにインしている可能性が高く、そして『父さん』の懲役が『2年以下』。あぁ……涙出てきたばか……。
ツキコー入学

父さんに刑罰

副会長就任

2年進級

皇帝コミュ
 であるという可能性が高いじゃないか……。どういうことだ……。
 しかも懲役期間前にも裁判期間とかあるわけだろう、それ以前にマスコミ関係の事件でしかも週刊誌に担ぎ出されたわけだろう、多分それでツキコーに入ることになったのだろうけど(おそらく月光館学園はワケアリの生徒を好条件で募集しています)、それが副会長。風紀委員を仕切らせてもらってる。もう……どうしたらいいのか……さっきから胸が……。
 そういうことから短期間で立ち直る仮面を電撃構成してその力を揮えているのだから、小田桐は(作中ではわかりにくいところで)ものすごく強い男なのだなと、その点共感と尊敬を超えて心服とか畏敬の心持ちにまでなります。そんな強いのにあの真っ直ぐさ。仮面でガチガチに鎧っていたとしても自分の求めるものを信じていく気概というか、こう言うと理解されないかもしれませんが、『素直さ』とか『人間愛』みたいなものを失っていない。

 わたしが感じている小田桐の強さとやさしさというのはそういうものなんだと思います。普通に見たら彼はやさしくなんかないものな(という普通の見方にもようやく最近気付いたのですが)。どうやら彼のような人間を優しい、居心地がいい、どこまでも優しく返してあげたい、と思うわたしは少数派らしいですね。
 彼は厳しくて嫌味で批判的で空気読みませんが、それは誠実さなんだとわたしは思います。彼の、自分の価値と世界のすべてに誠実なところが、わたしは好きです。タイプは違えど同じような不自由に苦しみ何かを捨てて開き直り、同じように怖くて寂しかった彼。わたしが何かしてあげることは当然できませんが、彼と孤独を同じくしたことを思えば生きていけるということも多々あると思います。
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2009/03/13(Fri) 03:43:46
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