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2024/07/03(Wed) 10:52:28

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無限に対の関係が 二枚の鏡の狭間で
増殖してゆく欲望の 気まぐれ無情の偽りの ああ
ああ人は無し ああ闇の中 ああ波の音
光とて、影つくり わたしをわたしと対にする
孤独の発生、その理由 わたしをわたしと対にする
(「地球は人物陳列室」/少女革命ウテナ)(VS枝織決闘歌)

 わたしの主人公くんは樹理さんに対する枝織ぐらいクソでもいいと思う。この図式は映画版での枝織が樹理さんの腕を抱き締めてるアレみたいなものでいい。つまり小田桐はそれのせいで樹理さんぐらいカッコよくなってもいいと思う。(ただし本当に映画版のアレと同じだとすると主人公くん捨てられ一歩手前だけどなwそれもまたよし)
 小田桐をカッコよく書きたいからではなく、どちらかというと主人公くんをクソに書きたいほうのウェイトが強い。でもウテナで主にブーブー言われている枝織のクソさの源たるビッチぶりを発揮できるような相手が手近に居ないのでそんなでもないのかな。
 まあやってることがクソでないにしろ、中身的にはああいう感じだと思うんだ。輝きに惹かれるものと暗闇に癒されるものが出会うことの功罪つーのか、あれは。
 樹理さんと枝織も、先にどっちから好きになったのかなんてわからない、卵か鶏か。樹理さんが枝織を好きになったせいで枝織はクソ女になり、枝織がクソになったことで樹理さんはより一層するどい輝きを増し、二人ともそこから動けなくなる。もし順当に、好きになってしまったのが本当に樹理さんからだったのだとしたら、悪いのは樹理さんであり、枝織のクソは樹理さんのカッコよさのせい。

 何が言いたいのかよくわからなくなってきたけどとにかく長編では主人公くんをアンシーとか枝織とかそういう女性性の澱みたいなものに書きたい。そのくせ外面は青少年の生々しさをまとっているらしいので始末におえないというかあまり魅力的なキャラクターじゃないのでは?いや、枝織はあのクソっぷりで愛されキャラじゃない、そしてそのぶん小田桐がカッコいいならいいじゃない、そのような感じ。
 クソはクソでもさいとうちほ的なクソを目指したい。いっそちひろとかと付き合ってしまおうか、そしたら超クソ男である、とまで思ったのですが、ほうぼうが怖いのでやめておきます。でも小田桐にクソ扱いしてほしい気持ちも十分にあります。一体わたしは何がしたいのかと言葉にはしづらいですが、強いて言えば輝くものと手を繋ぎたい、というか……。
 物語類型で言えばこの長編での主人公は主人公くんではないのかもしれない。どちらかというと小田桐なのかも。それもそうかもね、P3ゲーム時と対応したものが書きたいということは、主人公も逆転してしかるべきだもんね。類型的には長編での主人公くんは小田桐の影というか、主人公くん的に言うと小田桐の光によってできてしまった自分の影であり、もちろん小田桐の移行対象であったもので、負の移行対象である影を受け入れて救済する、ゲド戦記的な?なんだかんだ言わなくても要するにウテナ×アンシーなのだな。うちの主小田主については「要するにウテナ」て言えば結局すべてOKK(グッ)なのかもしれない。
 まあなんにせよ「影」を濃く深く書きたい。それが、「非主人公」である主人公くんを主な視点人物にする理由。ウテナはアニメだから視点人物をそんな明確にする必要も無かったのを、そういうアレンジしてみる。

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2008/07/02(Wed) 01:15:20
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