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2024/07/01(Mon) 13:50:56
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 世俗の悪意から身を守るたぐいのもの


 「この子はとても強い力を持っているけれど、世俗の悪意から身を守るたぐいのものではない」はヴァンEDでのフィーリウス兄上のセリフですが、勝手にレミーを想定した。そういう「たぐいのもの」の代わりになれとヴァンに言うのはややおかどちがいのような気もするけど、たぶんヴァンを選ぶ殿下にはヴァンがヴァンである力が必要ということなんだろうな。同時にレミーを選んだわたしの殿下にはレミーがレミーである力が必要だということなのかもしれぬ、と思ったらなんかしっくりきました。
 なぜレミーにこんなにも執着するのか、はとても疑問でしたが、必要なものなのだと考えれば、そういえばそうかー!という感じで、感覚的にとても納得できます。
 レミーは、わたしのパレドゥレーヌが、というかわたしの殿下が在るための補完的要素というか、うーん、とりあえず、イチャコラこけなくても、「そこに必要だ」ということが、一番重要です。


 SEX PISTOLSのセスとザヘルの文句は
「誓え。お前は私の翼の下へ庇護を求める者か?」
「誓います。私を貴方のひと羽にお加え下さいませ」
 ですけども、パレドゥレーヌが妖の宮と違っている一番大きな点、燃える点は、「誓い」というテーマなのではないかと思ってます。
 わたしがなぜレミーにこだわるのか、それは↑で一応の解決をみましたが、一番わたしを悩ませているところの、「わたしはレミーに何を求めているのか(何が足りないのか、余計か?)」ということ、それは、大げさに言ってしまうと「永遠」なのだと思いました。
 ディトリッシュは「永遠なんていらない、今があれば」という答えにたどりつきますが、レミーに対して使う「今」はそれとは違ったもっと、即物的というか言ってしまえばメッチャ短いものであって、むしろディトリッシュの言う「今」こそがわたしがレミーに求めている「永遠」です。(ディトがダンピールであるという時間の制約うんぬんという話ではなくて、気持ち的な意味で)

 レミーは自分を保っている呪いとカラスにすごい縛りを受けているわけですよね。
 それゆえ、レミーともろもろが重なったとしてもそれはわずかなひとときに過ぎず、わずかだから、と言い訳さえする。そしてわずかなひとときを何かと重ねることで飽かずにいるという、レミーそのもの。
 永遠というものが、言葉尻どころか実際的にも存在するようなもんじゃねえということは、わたしにもわかっていますが、そうと思ったうえで、それを「志す」という意気こそが愛であり、永遠にいちばん近いものなのではないかと目指しているのです。ともに求道する気合いのようなもの。それがほしい。
 だから、ひとつだけ、や、すこしだけ、は、いらない。相対的に見て人生の何もかもがすこしだけの間なのだとしても、全部だ、という気合いの入ってないものはいらない。
 「レミー」はその気合いと真逆の人生観だよなと思うわけです(その人生観が変わっていく物語なのですが)。

 そう考えると、レミーEDは実に素敵な流れだといえて、ガチョーンときます。まさにまさにそれじゃないか……。レミーEDはゲロ甘い言葉とクソ辛い言葉が入り乱れててどう解釈していいのか意味不明でしたが、なんかこの観点で見るとわかったような気がする。
 結局レミーは素直な真実しか述べてないのな。
 つまり、レミーはフィーリア様の傍にいたくて、でも「ひととき」を彩る悲劇にはしたくないと価値観を変容させて、少々時間と手間がかかってみっともないことを承知で、問題をどうにかしようという気合いを見せた、ということですね。そしてどうにかして戻ったあかつきには、そのときこそ誓いを捧げようとしている。
 うわ……適度に泥くさくてカッコいいじゃないかレミー……。理想的で気持ち悪いから今まで気付かなかったのか……。

 なんというか、レミフィリは観月野守の男女と視点を入れ替えたバージョン(レミー=野守ということ)だ、と、かつて言いましたが、つまりレミー殺し=キュウセイであり、レミーED=ギャグくさくなりつつも一緒に歩んでいくルート、ということなのだなー、と考えると、妙に納得がいきます。
 幸せなEDがキモく感じられることがあるのはそれが制作サイドの無理やテキトーなごまかしが見えるからであって、幸せになること自体は気合いの入った実にけっこうな話だ。少なくともわたしは気合を入れて幸せな話を書きたいと思ってる。なぜならわたしが幸せになりたいからにほかならない。


 参考までにパレドゥレーヌの剣の誓約の文句。
「我が父祖の血と、我が名誉にかけて、この剣に託す。
 変わることなき親愛と、永遠の忠誠を。
 戦場においては、わが身をもってあなたの槍となり、あなたの盾となることを。
 願わくば、我がすべてを託したこの剣を、あなたに捧げん。
 我が主、フィーリアよ。
 我が誓いに偽りあらば、この剣で我が首を刎ねたまえ。」
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2009/05/11(Mon) 01:28:46
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「フィーリア様……」
「一介の騎士が、無礼であるぞ……。」
「……女王陛下。少々お時間を空けていただ……」
「わが騎士でもない者に時間は預けられぬ。」
「(だからその誓約をしたいから執政官呼んで来いって言ってんだろ……!)」
 うちでのその後。けっこう帰りが遅かった(2年くらいかな)うえになかなか顔出さなかったせいで主の怒りを買い、傍には上げてもらえるが剣を捧げさせてもらえないレミー。フィーリアの気が変わったわけではないとは知りながらも、なかなかいい男に成長してしまった親衛騎士のアストとエリオットに内心ちょっとヒヤリとしてもいる、そんなような。わたしとしては最大限の甘さですが……。

 ところでパレドゥレーヌって、やはり全年齢であるということと、主人公が一応15歳であるということからか、やけに空気がプラトニックですよね。プラトニックと言い切るよりか、エロの温床でないと言ったほうが近いか。
 キャラクターは属性的によくつくりこまれた魅力にあふれているのに、なぜか色っぽい話には思考がもっていかれないんだな。不思議ー。異国風なのが問題でしょうか?マリモはオタにあるまじく、萌えを身近に引き寄せられなければそれと親和できないふしがあるので。
 白状するとあれだけ惚れて惚れて日常生活に若干の支障を感じるほどだったレミーもさして……というのがキングオブ不思議です。やっぱりそこは主小田主を経てみると、自分と相手の関係性の性質によりけりなんだよなーとも解決されますが。つーかエロなし18禁だったあの日々今考えてみるとなかなか恐ろしいっす。そりゃ長編もゴシックロマンになるわ……。
 やっぱり、上の『自分と相手の関係性の性質がエロ妄想に不向きである』ということが全体的にエロじゃない原因でもあるんですかね。わたしは自分のフィーリアを、あくまで『王たらんとする者』だとしているので。その人がその人らしくないところに健全に恋の成立しないということからして、恋の基礎条件がそもそも王たろうと気を張っていること、と思い込んでいるような状態ではそりゃエロは難しいわな。思い込んでいる、とか上からものを言っておいて、自分にもほどける問題じゃないんですけど。恋っておもしろいですねー。

 まあエロのことはとりあえず置いておくとして、上の『うちのその後』に関してですが。
 わたし自身がレミーと結婚とかできるわけねーべ、と思っているせいもあって、フィーリアもただ焦らしているのではなく今後について考えめぐらせているわけです。コイツ帰ってくるまではとりあえず未婚としてたわけだが、さてどうする適齢期(17)、と。
 前にも書きましたがこの国やたらと愛と努力があれば結婚なんてなんとでもなるので、ともするとレミーもOKかもしれなくてブルブルですね。(ブルブルなのかよ)いや、マジで、レミーが作中なんと17ということを鑑みると、カラス付きの『レミー』として活動した悪名高き期間などたったの2、3年にすぎず、そんなん返上やけに容易じゃねーかバカ!それとも17というのは体年齢で、『レミー』になってから年はとってないとかそういう意味合いでありましょうか。かえってそっちのほうがまともでさえある。
 なんと言っても5年真面目に働いただけで女王が亡霊とも結婚できるような国柄です(マジ意味わかんねえ)、それに比べたらレミーの悪行など毛虫だ毛虫。もはやハンディとも思えん。コルとすら結婚できないと思っていたわたしの純情返してよ。おまえたちはどうやら政略結婚というものを知らないらしいな……。
 まあそうこう言っていると、前にも結婚可能度を判定して分けましたがこのゲームのキャラみんなけっこう何かしらの結婚ハンディ持ってるんだよな。だからむしろ多少のハンディはあってないようなものだと言外に設定されているのか?ただその場合どこまでを多少とするかが問題なわけだ。

 とりあえずうちのフィーリアは未婚で待ってた割には奴とは結婚などしない方向で今後を考えています。『うちのフィーリアは』というより……わたしが……。レミーはねーよほんと……。
2008/01/20(Sun) 05:40:53

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 灼熱の美貌。

 本命あたりの3人ぐらいしかやってなかったパレドゥレーヌPS2をふいと思い立ってまたはじめました。青い炎クールに燃やせ(キサヤナ)うちのフィーリアはとにかくケンが強いですなー。というか、乙女ゲーの主人公はわたしの脳内でけっこうな頻度でこうなりがち。コルダもこの方向。たぶんわたしが自分に認めている『女として男に向かえる魅力』というのがその『ケン』なんですな。いや、魅力というよりか、自分としてなんとかしっかり立っていられる顔?誇りに依ってようよう立っている人間もいるのだということを……(グラーシカ)

 ということで再パレド1周目(実質2周目)ですが、目指したのは
・忠誠の剣コンプリート
・ヴァルター
・エヴァンジル
・グイード
・コルネリウス
・クレメンス
・アデライード
・ウィーギンティ
 であったはずですが、結果はクレメンスさんをすっかり忘れており、誓約の剣コンプリートに燃えていたら司教も取り忘れ、結局ヴァルター、エヴァンジル、コルネリウス、アデライード、グイードとそれに付随するメガネ、で終わりました。チィッ!大したことない収穫だな!(欲張るよくない)
 ヴァルターとメガネはさすが大人気だけあってけっこう加筆されてましたね。甘い感じで。まあレミーファンの収穫に比べたらなにほどのこともないがな!(甘さ的な負け惜しみではない)(語るに落ちた)でもマジで別にわたしはああいう甘さはいらないんだ……とってつけたようなエサで釣られるのはもう飽き飽きなんだ……。(紅玉的な意味で)(特にアンジェリーク)
 やはり史上最強に甘いシナリオといえば皇帝コミュなのであるよ。(偏ってるな……)
 コルとアデライードさんが大して加筆された様子もないのでガッカリです。コルはまだ選択肢増えてましたけど、アデライードさんは一体何が新しかったんだ……。エヴァも概ね何もないようで、スチル一枚追加んなったぐらいかなー。
 グイードは追加スチルが格好良すぎたのでこれ以上望まないです。グイードはかっこいいよねー。34歳いいよ34歳。
 でも本音を言うともうちょっと色っぽい話になってもよかった。グイードは18禁対応だと思います。(なにそのスペック)

 次は今度こそクレメンスさんと司教と、オベルジーヌとフェリクスぐらいは押さえておきたいところですか……。うーん、余裕があったらヴェンツェル様にも手を出したいところ。だいたいそんなところか。 イロモノ趣味にもほどがあるよな。でもパレドゥレーヌはもともとイロモノゲーなのでよし。13歳から60歳まで(平均寿命は50そこそこという世界)、154センチから220センチまで、人狼から宇宙人まで、女性攻略キャラもアリ、萌え属性も世界観も濃くもそれぞれよく練られたもので、ゲームのシナリオ自体の情報量が少なくても良質な火種があればあとは自分で書く、というわたしのようなタイプの人には創造的には最良の条件を満たしたゲームといえますよね。
 イロモノ好き好き言っといて、モフモフと吸血鬼には未だに興味ないです。まあ彼ら超人気ですが。いや、人外がダメなのではなく単に好みではないです。いや、つーか、モフモフはないよな。なぜオーロフがあんなに人気なのかまったく理解の糸口がつかめない。わたしは現実的に夢を見すぎなのでござるか?
 あ、あと、クレメンスさんを止めるとき知性でも愛でもなくて青春パンチで止めたい(要は力ずく)ので、武力訓練のついでに英雄王もやってしまおうかなと思います。わたしの構想長編でのフィーリアは英雄王みたいな状態なので。ブエンディアとの聖戦がらみの話を書こうとしてるのですが、烈火の元帥女王という感じです。あのむっと濃い空気を早く書きたいっす。時間が欲しい……。

2008/01/16(Wed) 05:18:15

 渡辺先生は中学生のときから嬉々として『男というもの』買い込んでたぐらい好きなのですが、今日に限っては渡辺先生の失楽園の話題じゃありません。愛の流刑地、見に行きたいなあ。誰か連れてってくれねえかなあ。ひとりで見るのは気がひけるから、このさいナンパ(するほう)でもいい、と思う。でもその後は最終的にホテルにもご案内しないと失礼に当たるだろうか。

 まあいいや、とりあえず先程最近うなっている例の長編のタイトルが仮決まりしまして、『楽園の砂時計』とかそういう感じになりました。『楽園』は、らくえん、と読んでも、シジェル、でも、エデン、でもいいです。いまいちエロさが足りなくてとても悔しいです。『楽園』に過剰な期待をかけて見守るしかありません。気分としては『失楽園』ぐらいのハラッとくる感じを詰め込みたいところです。『砂時計』に色気が足りないのが悪いんだよな…。
 ちなみに今回の元ネタは、本当は所蔵のビアン小説あたりから何かとろうと思っていたのですが結局はネクストキングの『楽園の小枝』あたりの雰囲気からきてます。ネクストキングの七大秘法ってなんか、謎めいてるってのもあるけど、なんとなく退廃的だよね…。そのあたりから。だって道徳の毛皮とか、道徳のくせして黒毛皮で下着なんだぜ…。女神なのに牙だったり太陽のたまごが迷惑アイテムだったりするんだぜ…。
 秘法って基本迷惑アイテムだよね。

 まあそれはそれとして、まだまだとりあえずの仮題なのでもっとエロさに長けた語句を探してスキあらばすげかえたいと思います。特に、『砂時計』はもう内容的に決まっちゃってるような感じであるので、『楽園』よりもっとこう謎めいてエロい言葉を求めたいところです。
 今回のこの長編、これは別にエロさが命というわけではないのですが、むしろ何もエロくなくて誰も読まねーよこんなん(でもいつも書いているものがエロくできているかと聞かれると目をそらす)、という外面をしているのですが、いやいやさにあらず、たくましく妄想すれば、エロいことは何もしてないにもかかわらずエロい感じ、に仕上げたいわけです。キュウセイとかそのへんはエロいことしてるのにエロくない、だったのですが、今回はえーっと、

 すみません、エロエロ書きすぎました。若いせいです。そしてその法則でいくとヒロインのフィーリアさんなんかもっと若くて15歳なので、もっとエロエロしていてもいいということになりますね、いや、マズいなそれは。15のエロはまずいな。淫行が成り立つのではないでしょうか。あ、うん、エロいことは何もしないでエロいので淫行にはたぶん当たらないと思いますが、かえってそっちのほうがヤバい気もしますね。エロ恐ろしいですね。
 今日のシャルウィーダンス最終回、インリンのルンバなかなかいいショーでしたね。いいM字でしたね。(エロテロリスト締め)

2007/03/17(Sat) 23:11:32
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 レミーに惚れすぎていてまずい。いや、観月ショックのときよりは軽度だからマシともいえる。観月以上の状態には、たぶんならない。しばらく放置していればなんとかなるはず。それもこれも、パレドゥレーヌがおもしれーゲームだから悪いのですな。あとレミー×うちの殿下が、ピュアブラと似た空気のカップルだからこんなにのめりこんでしまっているというのもあるんだよ。ほんと似てるんだよ。観月の辛さが理解できた…マジ偉いよ観月…。

 やっとこさ借りてきたCoccoのアルバムに手を出しました。歌詞を見る限り気になるのは音速パンチと愛うららぐらいだったのですが、曲を聴いてもそのへんでした。音速パンチは曲構成が、愛うららはリリックが好きです。
 恋をしてるとラブソングがすべて感動できていいですね。あ、まあ観月に飽きてたわけでも今飽きてるわけでもないですが。レミーの革命以前は歌を聴いて観月のことばかり考えていて、それが今はレミーとシェアするようになったつうだけです。

 音速パンチの冒頭の語りメロ部分が好きです。あと取り込んではいない曲なのですが『夏色』のリリックがすっげーうちのキュウセイでいい。
 一人称は『僕』だけど、どちらかというとヒロイン主観。まああの女は性別を無視すると『おれ』とか言い出してしまう奴だから…。
「淡い 君の好きな 花が咲いてたよ」とか、そんなこぎれいな気遣いがほしいんじゃない!とブチキレるようなきまぐれなカッコよさも、 「もうすぐ あんな日々を笑う だけのことさ そうだろ?」とか自分ごと嘲笑する空虚さ不安定さも、「嘘もつけない 夜明け前」とか日常的嘘吐きになってしまってるところも、全部うちのピュアブラヒロイン要素です。うっわ…確かにカッコいいけどひどい女だな…。
 ちなみにこの要素すべてレミーにも当てはまるわけであり、うっ胃が痛い…観月、あんな女といられた君のこと尊敬するよ。わたしが書いたんだけど。

 今日明日あたりに白詰の新話アップします!
2007/02/13(Tue) 18:51:26
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