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2024/07/08(Mon) 16:01:06

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 ジペルディ家=後述のジャイアン男のうち。ジャイアンのほかにライバル小娘やオールバックヒゲおじさまや高飛車お母さまが在籍。萌え。
 ということでこれは美化した野守でも「みづき さや」ちゃんでもなく王宮夜想曲のヒロイン姫にわたし顔をつけたもの。

 観月誕生日おめでとコノヤロー!そしてサイト2万打ありがとう!
 観月誕になると毎年思うのは、何かせねばならないということではなく、もうすぐ観月にはまりこんで○年になるというのにいまだ切れていない自分のふがいなさについてだ……。

 だがヨゴレ担当のマリモは惚れた弱みの誕生日であろうともエロゲーをお急ぎ便にしてちょっぱやで開封するのである(王宮夜想曲を)特に観月は……好きで好きなわけじゃないというか……切れるもんなら切りたいというか……今年こそはどうにかなってると思ったのにな……おかしいな……。


 ということでちょっぱやで買ってしまった三浦さん(推測)が出演しているエロゲー王宮夜想曲(乙女)。 誇り高き小田桐スキーさんたちの小汚い部分はすべてわたしが引き受けた!押してはいけないボタンを押すのはまかせておけ。(主小田主界の猿野天国に俺はなる)
 一応かりそめの名を使っておられるのですがなんか小田桐以前から見つけて聞き分けてましたー!!なんという奇縁。もう運命なんじゃねーの。
 パソ恋愛ゲーにスケジュール管理や育成要素が入っているという意味でとても企画の参考になりそうなのです。システムに関してさまざま不評な点もあるようですので、こういう感じにするとこういう感想が帰ってくるのだな、という例としてもプレイしておきたい作品。システムが作業でポンポン遊べません、イベント少ないです、と言われており、そこらへんは現在企画に対しても懸念していることなので、注目です。
 三浦さんのキャラのことになると、髪型がフランシスだった。でも病んではいなさそうだった。確かに一人のキャラに小田桐とフランシスを同時に思い出していたらわたしが病みそうだ。
 しかも6人中2人のエロシーン×2キャラに入ってる。(他に言うことはないのか)
 あといいジャイアン男がいる。

 ということで昨日借り物の『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』、今はお急ぎ便で買った『王宮夜想曲』をプレイ。前者……、前者は……、まあ、真弓×金子はイケてたよね……(いつものショタ攻めである)CP自由自在には目を輝かせますが受け攻めによって話が変わるわけじゃないというのはどうもなー。結局総CPリバーシブルになる、という意味なら納得しますが、そういうわけでもなかろう。
 で王宮夜想曲ですが、しっかし三浦さん芸(というか声)の幅ひっろいなー!この3日ほどで三浦さんキャラの声をガシガシ聴いていますが、城錠・小田桐・ヤード・白リオウ・黒リオウと、全部演技というより声自体違うんですけど。三浦さんに声萌えしても不毛な気がしたのはそういうことか、声聞いてもそう簡単に別キャラが連想されるような画一なキャラづくりではない。テラ子安の真逆にある技術といえる。
 あ、そうそう、白リオウ黒リオウということになっているようですよ、例の声が三浦さん(推測)で見た目が爽やかなフランシスみたいなことになってるキャラは。誰もやんないと思うからネタバレるけど、宮廷楽士と聞いてすぐさま「暗殺者キター!エリン殿ー!」と思うわたしは政争ファンタジーに染まりすぎなわけですが、しかし実は予想通りなようだwww予想通りではあるがこいつはおもしろいことになってきたぜ。そしてエロシーン2回らしいからね。(まだ言う)ロマン感じる!
 ネッキーが薔薇ノ木に対して言った「純愛ルートだとエロシーン1回しかないからね」という言葉は女性向けゲームの常識をやや無視している。(我らきちめがに毒され組)

 リオウ君ですが、声から入った割にはすごくしっくりくるキャラです。やはり髪型がフランシスなせいでしょうか。観月含めて、どうやらわたしのはまりこむ男の好みはやや行き過ぎたキレイ系またはシャープなドイツ系オールバックという感じらしいです。現実離れしているわけでもないのに現実にはいないというグレーゾーン的な立ち位置なんだぜ……。
 ここまで見てきてキャラ構造としては柚木キャラにとても近いのかなとまただいさくとの縁を感じて戦慄しています。作った過度の爽やかさの裏に隠れた黒の顔、というアレなのですが、やっぱ柚木は演技ヘタだわー!わははは!!リオウうまいわ!ちょっとわざとらしい感じはあるけどそれはあくまで伏線的だし(柚木はそれ自体キモい感じ)、これで裏の顔がやりすぎでなかったら最高なのでよく聴きたいと思います。
 こういうのはやりすぎないでニュアンス匂わせるほうがエロいし萌える。三浦さん(推測)大好きです。

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2008/05/28(Wed) 00:34:32

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 何を思ったか企画構想の合間にマーメイドプリズムを攻略し直しています。現在ぐっちゃんとシャルの現代EDを見ました。(だからこの絵は完全なる妄想スチルです)
 エロありBLを構想している合間にやっているので、このゲームは何かと結婚結婚言うところが萌えポイントだというのにエロなしというのがイラッとくるというか、何か物足りません。でもぐっちゃんは遊佐様だけあって相手は実の姉なのに寝てる間にキスしたり(しかも不可避イベント)異世界では形だけの結婚な!とか言っておいて初夜はしっかり押し倒したりなかなかがんばってくれていました。しかし遊佐様が寝かせてくれって言うとエロいことこの上ない。

 でまあぐっちゃんですが、CV遊佐で、性格は全く違えどよく見たら目つきも御堂さん方面で、今までは弟というだけでNGだったのですが攻略してみる気になったのでした。でも除外しないで見ると相当いい男でなー!いや、ぐっちゃんの現代容姿は普通なのですが、この異世界版ぐっちゃんは好みにどストライクなんですよ。意外に頭脳派だし。長髪で横を軽くくくっているとか最高!!(髪型かよ!!)
 まあ髪型もいいのですが、わたしはそもそも『最初から主人公に惚れている男』という乙女ゲーにおいては優遇されてんだか虐待されてんだかわからないポジションが大好きなんですよね。他の男のルートに入った場合自動的に失恋するということだし、場合によってはその男をダシに他の男とくっつくこともあるし、当て馬の進化形のような気もするし。(完全に虐待じゃねーか)
 その法則から行くとぐっちゃんほど目立たないだけで運にーちゃんもそうかもしれないのですが、ぐっちゃんはそれの上にバリバリ100%実の弟で歳も1コしか違わないという破壊的すぎる属性をそなえているので、もうほんと虐待だよね。「好みとかじゃなくて俺が惚れた女が好きだ」とか言われても偶然惚れられたこっちは嬉しいがおまえを含めた全世界が不利益しか被らねーよ!謝れ!おまえを好きなすべての女子に謝れ!

 あ、ぐっちゃんのシナリオで運にーちゃんが昔一体何をやらかしたのか明らかになりましたがやはり予想とは違いました。当時小学6年生だったルイちゃんに強制猥褻をはたらいてドイツへヤリ逃げしたのかと思っていましたが(そんな展開のコンシューマゲーはありません)、真相はにーちゃんがドイツに行きたくねーだよ!という話し合いをして負けていたら待ち合わせの場所に行けず、その間にルイちゃんとぐっちゃんがにーちゃんをよく思わぬ中学生どもにタコ殴られた、というそれはそれでとてもハードな話でした。
 なんかふたりはあのときにーちゃんが来てれば、とか言ってますが、にーちゃんが悪かったのは来れなかったことではなく、周囲の人間まで巻き込むほど徹底的に空気を読まなかったことのほうだと思うんですが……。それともふたりはそんな空気読まないいけすかねえにーちゃんが大好きなのでしょうか。にーちゃんが強いのはわかるがそれにしても自重はすべきだと思います。にーちゃんのためにも。にーちゃんルートがどんな感じになるのか予想もつきません。とりあえずにーちゃん強くて金持ちでキザでかっこいー!で終わったらテレビ殴る。

 シャルはやはりどこまで行っても「櫻井さん」にしか聞こえず彼とわたしの相性の悪さを再確認するはめになりました。テントモンは好きなんだけどなぁ……。
 ただ結婚スチルはすげーエロかった。ルイちゃんは清潔感があるのに肉感的でエロいヒロインでけっこう好きです。口調もおとなしめに設定できるし。D3さんの乙女ゲはヒロインとグラフィックとキャラの目のつけどころはすごくいいんだけどなー。システムがどうしても好きになれないぜ。

2008/05/12(Mon) 23:42:41

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 銀時的な意味で(でもフランシスは甘いものそう好きでもないらしい)
 アニメではこんなん着てました。ファーはアレですが下が念願の黒スラだったので個人的には嬉しいデキです。

 わたしはリーカーのわりに(だからこそ、と言うべきか)、アンジェリークを真面目に格好いいと思ってしまったら何か負けだと思っているのですが、最近いろいろ遍歴してきて悪食になったのか妙に皆かっこよく思えてしまっていて怖いです。編集のよさのせいだと思いたい。少なくともアンジェリークシリーズの男どもは、どのへんが、どうして、どういうふうにカッコいいのかということを自分で冷静に了解しないでは惚れたら負けと思います。

 フランシスは幸運にもスタッフになかなか好かれているほうらしく、ゲームしかやってない者から言わせてもらえば相当掘り下げられていましたね。フランシスファンはアニメ見るべきとさえ言える。(キモ作画全開だし)特にフランシスの闇の部分というか、まあもともと闇の塊だから闇の守護聖なんですが、『嫌な部分』『手強い部分』がよく描写されていたのがやはりわたしの収穫として一番大きいものでしたね。
 フランシスは他のキャラからの評判すこぶる悪いくせにゲーム中の他の要素ではたいしてその影が描かれておらず、そのせいで単なる感情失禁変態になってしまったのだと思うのですよ。レディ私のレディハァハァ。本当は彼も加地と同じでそこらへんすごく有意義に掘り下げられる、わたし的にはおいしいキャラなので、描いてもらえたのはすごく嬉しいですね。
 描き方としてはアニメとゲーム逆だったらよかったんじゃないのかとも思いますが。アニメはキャッチーな属性を、ゲームはより個人的なシナリオを大事にすべき。そのへんでアニメはチャーリー萌えで偏ってしまったんじゃないかな……。でも、ゲームはゲームだからこそエンジュの目でしか見えず、フランシスもフランシスの意識しか語らない、というシステム上の問題で掘り下げられなかったというのもありますけどね。

 フランシスは自分で自分の問題をわかっているようでいてちゃんと把握はしてないし、する気もいまいちないような性格だと思うんですよ。虚無的で。そのへんうちのハルに似てるというか、わたしを加地にハルにもっていった直線の延長線上にフランシスがいる感じですが。だから自分で自分のことよくわかってないし、アニメの視点をもって外から描くことはフランシスを描くのに適しているともいえます。
 アンジェがもっと、複数人での突っ込んだ絡み(なんというエロ)(ちがう)を実現する空気のゲームだったらもっとフランシスは違う輝きかたをしたと思うのですが。まあゲームではド変態でアニメでは信用のならない虚無でCDドラマではまたなんか別の面を、っていうのもフランシスらしくていいと思いますが。わたしはそういう奴が好きなのかなー。

 個人的にはフランシスのその嫌なとこ、好きです。ずっと保持していてほしいという意味ではありませんが。そこんとこが難しいというか自分の恐ろしいところで、なんというか、最近気付いたんですがネオロマって男の『イヤよイヤよも好きのうち』と並ぶ女の強力妄想『私なら彼を変えられるわ』を満足させるところが魅力の世界なんじゃないのかな……。
 男に同意してもらえない不毛な妄想はなるべく持ちたくない(というかわたしの中の男部分が迷惑がるので)主義なのでこの妄想の満足にも賭けていたくはないのですが、なかなか取り去れない、取り去りたくないところが男と女のジレンマというやつで、仕方がないと思うのですがわたしの場合それが自分の中でバチバチやっているから痛いんだよなー。
 でも複雑ですが、変わってしまわないフランシスも好きです。フランシスの『私は今、ゆっくりと変わりつつあります』というセリフが好きです。甘甘のアンジェの中でも特にポエミーなほど甘いフランシスが発するともっと辛口に聞こえるセリフです。変わらない部分もある、それはだめなところかもしれない、でもあなたを愛している、ということが、結局は愛で変わるとか変わらんとかのすべてなのだと思います。そしてそういう自分で自分をもどかしがるようなところが好きです。そこが魂の似通った部分だと思うのです。

2008/02/02(Sat) 02:48:01

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 コルダ2アンコを月森と付き合った状態からはじめました。
 賽河百合子17歳難しいモードでコンミス目指してがんばります。

 途中、二人練習を仕掛けたら妙に面食らわれ、それだけではガサツな百合子は何とも思わなかったのですが、2日ほど一緒に帰りたがる様子を見なかったり行きの道中無言だったりしたのを受けてやっと考え出しました。(とても遅い)(寛容と言ってくれ)これはもしや先週末に土浦と休日練習してしまったのが原因……!?まだおまえらは相手の女を奪ったり死守したりするようなパッションあふれる対立してたの!?
 そうこうしてうっかり土浦とイベント起こしたりもしながら(うっかりやっちまうのは土浦がダントツ多い。相性でもいいのか)しかしいつも通り蓮第一で過ごしていると、ふと屋上行くとコレですよ。2でだいぶ仲良くなったと思ったのにこいつら、またギスギスしだしてるー!!しかも今あたしの名前出たぞ!?わたしはしごく平穏無事に暮らしているからダシにしてケンカすんな。
 何?土浦おまえ何言ってるの?すごく要約すると、月森テメー賽河をもっと大事にしくされ、的なことを言っている。え?何の話?浮気ぐらい許せみたいな?ちょ、おま、とたまらずしゃしゃり出て行くと土浦去る。マジなんなんだよ。二人になって月森の話を聞き、やっと一連の疑問の理由が判明。

 要するにウィーン留学に出発がもうすぐであることを黙っていたことについてこちらが憤っているのではないかと気にしているらしいです。
 あー、あーあーあー、あったねそんな話。でもその件はもう終わったことだろ?大丈夫情報はもうちゃんと把握したし、黙ってたことについての重すぎるほどの謝罪ももらっ……、ええぇ~!?まだウダウダ言うつもりかよ!『俺は今まで通りに君と過ごしたいと思っている』とか沈んだ顔で言われても!実にこっちのセリフである!
 第一わたしとしては出発がもうすぐであることを黙っていた件に関しても、ハァそうだっか、んだば確認とってくるけんね、ぐらいの感じだったのですが。確認したところで、そうなのもうすぐね、気をつけて、ぐらいの感じでわたしの中では決着済みだったのですが。君たちは今時遠距離恋愛が永の別れに等しいとでも思っているのか……。

 薄情なわたしには月森の純情なあゆみがなんだかよくわかりませんが、結局こいつらは二人で愛のあいさつを合わせさえすれば心重なるらしいので、今回もまあヴァイオリンロマンスして解決ですな。内容には実に共感しますがなんかこの流れってエロゲの要約っぽいよな。
 観月と野守も、と思ったことなのですが、月森は今まで他者にろくすっぽ触れられず、触れ合う閾値は高く部分は狭くなっていて、他者の価値というか『存在』を、そこにあるのが自分に何かをもたらす他者であるということを、よく感じられなかったのだと思います。近く近く、あるいは深く、確かめるように触れることは月森(そしてわたしたち)にとって確信的なことであると同時に信じられない奇跡みたいなものでもあり、それは恋とか、恋じゃないとか、そういうのをささいなことにするんだろうと思います。


 なんとなく月森は観月と小田桐の間という気がします。いや、間、というより、特に好きな部分を切り出してきてくっつけました、というか。月森を見ていると観月のことも小田桐のことも考えられるわけですな。(おまえ月森本人を何だと思ってるんだ)いやー月森いい男ですよ。コルダではなんだかんだ言って本命は月森かもしれないですよ。
 いや、というか、コルダはキャラクターうんぬんというよりも『音楽×恋愛』という構想が大好きなんですけどね。それであるからコルダのキャラクターは純粋に個人といううそくさい匂いをさせてなくて、音楽性や楽器や音楽との関り方の擬人化みたいな感じなんですけどね。だからこそ造形がきっちりしてて奥深い魅力を持ってるのだと思います。
 ただ柚木=フルートはいまだによく実感的な納得ができずにいる。総金はわかるんだけどね、総金は。わたしがフルートという楽器について知識があまりないからなのか、柚木の担当する音楽との関り方が『濃密でなく』『直結しない』『きわめて意識的な』ものであるからなのか、それともわたしが柚木に入れ込んでしまっているからなのか、はたまた岸○さんのせいであるのか!?はわかりません。まあ総金で3オクターブ出る美麗な楽器、ていうのがすべてだともいえます。
 柚木は底が浅いというところこそが奥深い、ものすごくパラドキシカルなキャラクターですね。

2008/01/27(Sun) 00:24:20

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 髪アップにしてるとわかりづらいですが、日野ちゃんじゃなくてうちのヒロインちゃん賽河百合子と月森。舞台袖にしては明るい……。『百合子』と『蓮』ということで、リリー×ロータスにしてみました。
 基本的にわたしはデュオイベントを回収するとき以外は相手の好みがどうであろうが好きなド派手緋色のドレスを着て火原ばかりほくほくさせています。しかし真っ赤なドレスで曲調は愁情が得意というフラメンコの趣。ここで土浦の評価ゲット。苦手な曲調はやはり清麗でアヴェ・マリアしかうまいこと解釈弾きできない。彩華はそこそこ。

 コルダ2アンコールをまた急に思い立って始め、月森と志水の通常EDを見ました。志水は相変わらずの殺傷力なのですが、月森!月森グッジョブ!
 コルダって全員バランスよくいいキャラで骨太な萌えで、いつも次を誰にするかにうまく優先順位がつけられず迷うのですが、なんだかんだ言って迷うようなときはなぜかいつも月森にいくんですよねー。最初にくっついたのも月森でしたし。今回もなぜか月森に会いたくなりプレイ再開したのですが、やってみて自分の衝動の空気読めてる力のすごさにびっくりしました。
 月森をカッコよく思うのって小田桐に対してそう思うのとすごく似てるのな!

 なんだあの天然タラシ。絶妙なズレぶり。硬質な男らしさ。なんていうか、小田桐の前ではなりふりかまわくてすむのは、月森を通して見ると、奴らはどういう姿でも自分として受け入れてくれるというか、むしろ表層的な変化にいまいち気付かずに生きてる感性のズレを持ってるからなんだ。そうだな…そこ重要だな……。わたし別に髪型を変えたことに対しての感想とか求めるほうの人ではないので、そのへんまるっと鈍感でかまわない。いや、ただ鈍感というより…、鈍感であることとまったく同時に、そこんとこを敏感に守らずとも立っていられる図太い強さがあるんだな。侠気を感じる。
 なんだかんだ言ってすげー優しいんだよな月森も小田桐も。つーか鈍い安心感があるんだよな。常に不機嫌ではあっても逆に何しても怒らない。見てるところが常人とズレててしかし本質を感じて信じる力があって、そこんとこ漢だよなー。そういう意味では月森がコルダで一番タフガイなのではないかと思われます。
 2の時点ではなんとなく『実に男だよなこいつ…』と遠さを感じていた月森ですが、小田桐を通ることで視野が手広くなったせいか実にカッコよく思えます。というか小田桐に惚れて、相手に対して『カッコいい』を感じることがすごく増えました。自分に取り入れるものとしての格好良さではなく、相手に見るものとしての格好良さを。思っている部分は『かわいい』と思っているところとほとんど同じようなのですが、その感覚が厚みを増してくる。

 まだこのあたりの感覚については材料を集めつつ考察中ですが、『わたしが格好良く(能動的で)あることのためにも女性性を有す人を愛していた』のではなく、『わたしを受身で納得させられるだけの格好良さ(男気)を有している人がほとんどいなかった』のかもしれないというのは興味深い新説ですね。
 しかしこうして、『視野を広げる』だの『取り入れる』だの『新説』だのと、やはり本来常にわたしの恋は実験や、寓意にすぎないのだなと再確認します。そのことはいいんです、そのための恋愛小説であるし。しかし、人まで寓意にして未練のない、淡白さ……。
 何の寓意でもない、それそのものの無二のものは、観月だけしか見つけられていないのだなと再確認します。理屈ではなくて苛苛します。理屈があるとしたら3年間の長さくらいですか。それにしたって、結果的には無二だ……。

2007/10/29(Mon) 14:51:28
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